役割が回り始めると、場は連鎖する sec#19
狙い: 道祖神祭りの輪番会計、宮川ファームにおける畑作業と売上還元、イベント参加者が次の主催者へ移る往復を並べ、利用者と運営者の役割交代が単発の持ち寄りを継続的な共同運営へ発展させることを示す。
種が輪へ変わる鍵は、役割が固定されないことにある。浜之町の道祖神では、売上を会計が地域の経費へ回し、その会計役を町内で順番に担う。誰か一人の善意に運営を預けるのではなく、住民が輪番で金銭管理と支払いを引き受ける小さな制度が、地域のみんなを運営側へ回している。[moment#2590][trade#157]
宮川ファームでは、みなこらが畑をワークショップの場として使いながら畑作業を手伝い、売上の一部を宮川が受け取る。宮川自身はワークショップの主催者ではないが、畑が活用されることで参加者にもなる。場所を出す人、企画する人、作業する人、売上を受け取る人の役割が一方向に固定されず、畑という器の周囲を往還している。[moment#2642]
イベントの連鎖では、役割の交代が次の場を生む。水辺の焚き火に参加した人が、今度は自分でイベントを開き、以前の主催者がそこへ参加する。さらにカフェを貸し切って催しを行い、別のつながりから次の企画が持ち上がる。僕には、この往復こそが、単発の持ち寄りを継続的な共同運営へ変える動きに見える。小さく確保された場が、次の主催者を生み出すことで連鎖していく。[moment#2752]
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